ファイルのダウンロードはこの式におまかせ

覚えておく式はこれ一つ↓
 
ファイルの大きさ ダウンロード時間×(回線速度×実効速度(%))
 

では、問題です。

 
回線速度80Mbpsの通信環境で実効速度が50%
ダウンロードに4秒かかった場合の
ファイルのサイズは何MBか。
 
注意しなければいけないコト
単位に注目!
 
回線速度はMbps ビットパーセカンド 一秒間に何ビット転送するか
ファイルの大きさはMB メガバイト 大文字のBです。1バイト=8ビット
ファイルのサイズを求めるのでバイトで揃えましょう。
式にわかる部分を代入していきます。
 
ファイルの大きさ=4秒×(80Mbps×50%)
 
秒を基準にして、単位をそろえて
ファイルの大きさ=4×(10MB×50%)
実効速度が50%なので実際に1秒で通信できるサイズは5MB
4秒かかっているので 5×4
20MBのファイルでした。
 
求める部分が違う場合も同じ式でOKです。
問題を書き換えてみます。
 
回線速度80Mbpsの通信環境で実効速度が50%
20MBのファイルをダウンロードする時間を求めよ。
 
20MB=ダウンロード時間×(80Mbps×50%)
ファイルの大きさをb(ビット)で表すと8をかけて
160Mb=DL時間×40Mbps
DL時間=160÷40=4
 
最初から式を組み直しておいてもいいですね。
 
ダウンロード時間=ファイルの大きさ/(回線速度×実効速度(%))
 
(回線速度×実効速度(%))=ファイルの大きさ/ダウンロード時間
 
回線速度=(ファイルの大きさ/ダウンロード時間)/実効速度(%)
 
実効速度(%)=(ファイルの大きさ/ダウンロード時間)/回線速度
 
---------------------------
 
でも覚えておくのは基本の一つだけ
 
ファイルの大きさ ダウンロード時間×(回線速度×実効速度(%))
 
これで完璧!

ちょっとした解答のコツ

例題)

下り最大75Mbps/上り最大25Mbpsの無線通信を利用して150MBのファイルのダウンロードと10MBファイルのアップロードを同時に開始した。実効速度が下り/上りとも20%であるとき、ファイルの送受信完了までおよそ何秒かかるか。

 

上記のような問題の場合、ダウンロードにかかる時間と、アップロードにかかる時間と両方計算する必要はありません。同時に行うので、より時間のかかる方の計算だけすればいいですよね。

 

ファイルの大きさを速さで割ってかかる時間の大きさを比べます。(比べるための計算なので実際の値ではないですよ)

ダウンロード(下り)150÷75=2  アップロード(上り)10÷25=0.25

下りのほうが遅いですね。

 

でもね、問題を見ると暗算しやすい数値が用意されてます。

75は25の3倍。3倍のデーター量を同じ時間で送ることができます。

ダウンロードするデーターはアップロードするデーターの3倍以上。この時点で、ダウンロードのほうが時間がかかるのが分かります。

 

あとは上の記事のダウンロードの式に当てはめるだけ。

あ、もちろんアップロードに使う式も同じですよ(*^^)v

 

 

サブネット分割によるホストアドレス数の計算

192.168.31.0のネットワークを

255.255.255.248のサブネットに分割すると
ネットワーク全体で最大いくつのホストアドレスを割り当てられるでしょうか?
 
248を2進数で表すと11111000
2の5乗分に分割 32個のグループができます
残りのホスト部は3ビット
2の3乗で8つのアドレスができますが
そのうち2つはネットワークアドレスとブロードキャストアドレスで
ホストに割り当てできるのは6個
32のグループにそれぞれ6個だから
32×6=192
192個が正解です。